鶏胸肉と南瓜の冶部煮
冶部煮は能登・加賀の郷土料理です。鶏肉に衣をつけて旨味を閉じ込めると同時に、濃いめの煮汁を衣に含ませ、更に食感まで良くなるとういなかなか技ありな調理方法です。つい、蕎麦を入れたくなってしまうような濃いめの味付けが金沢ならではという感じです。本来はお麩が入らないと加賀っぽくないのですが、なかったので省略しました。お祝いの席で出されるものらしいですが、野ゼリや鴨を使うと野趣あふれるお狩場料理になりますね。
ほうれん草や小松菜といった青物と椎茸やシメジのような茸類を添、鶏肉にはワサビを盛った椀が本格的ですが、めんどくさいので南瓜と一緒に煮て丼に盛って大皿料理風に仕上げました。簡単でいいね。
材料
- 鶏胸肉 1枚
- かぼちゃ 1/8
- しめじ 1パック
- モロッコいんげん 3本
- ほうれん草 1/2束
- 小麦粉 片栗粉
- ワサビ
- ダシ 2カップ
- 醤油 大さじ4
- 砂糖 大さじ1
- 酒 大さじ2
- みりん 大さじ2
作り方
- 鶏肉は一口大にそぎ切りにして塩、胡椒、酒を揉み込んでおく
- 南瓜はくし切り、インゲンは一口大に切って下茹でする。
- ほうれん草は熱湯で火を通し、冷水にとって絞っておく。
- ダシと調味料を全部混ぜて下茹でした南瓜を入れて沸騰させる。
- 弱火にしてシメジをいれる。南瓜とシメジを取り出しておく。
- 鶏肉に小麦粉をたっぷりまぶして一枚ずつ沸騰した汁の中に入れてゆく。
- 鶏に火が通ったら全ての材料を器に盛り、上から汁をかける。
- ワサビを乗せていただく
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