待降節

北京風,

鶏の手羽焼き
鶏の手羽焼き

今日焼き上げた鶏の手羽先です。アメ色に光ってとても美味しそう!・・・なんですが・・・失敗しました。
花椒塩を刷り込み飴を塗った手羽先は艶やかで香り高く香ばしい甘さで最高!って感じですが鳥肉の匂いが鼻につく。。。次回は別の方法を試してみたいと思います。

さて、今年が残りわずかとなりました。この時期をキリスト教徒は待降節と呼ぶらしいですね。私はクリスチャンではありませんが、毎年クリスマスを祝う行事は欠かしておりません。
今年も23日に数人で集まって食事会をするという情報が飛び交っています。なにかの御利益があるといいですね。

そしてクリスマスと言えば鳥です。4〜5kgもある七面鳥を丸ごとローストしたローストターキーこそクリスマスの象徴的存在。祭りの贄として西洋の神に供されるに相応しいビジュアルと存在感、巨大で力強く世界をリードしていくようなそんな幻想を抱かせるには持って来いのフォトジェニック。
清く正しくクリスマスを祝う為にも七面鳥の丸焼きは欠かせないような気がしますが、そんなでかいモノが入るオーブンどころか調理器具がない、野中の一軒家なら土中に埋めてローストという離れ業もあるだろうが東京の住宅事情はそれを許してくれない。ビルのオーナーだったら屋上に煉瓦で釜を作るって手もあるだろうが貧乏アパート暮らしではそれも望めない。段ボールでオーブンを組み立てて部屋の中で作ったら絶対奥様に怒られます(T_T)。部屋の中で薫製を作ったときもそれはそれは凄い煙で・・・・。
だいたいローストターキーって美味いのか?という疑問も払拭できない。いやきっと美味いんだろうたぶん。でかい釜でじっくりと焼き上げたターキーは推定おそらく凄く美味しいにたぶん違いない。
まあ状況が作ることを許してくれないターキーのことはすっぱり諦めて、せめて鶏でも丸ごと調理してみたい。ただはっきりしておこう、うちにはオーブンがない、テレビもない、トースターもない、電子炊飯器もない、明らかに電化が遅れてる。
で、ローストチキンてどうよ?あれっていけてる?
ケンタッキーがどうのとか名古屋の手羽先がどうのってことは置いとくとして、数多ある鶏料理の中でローストチキンてのはどうなんだろうねえ。好みから言うとチキンより牛や羊の方が数段ローストととして美味しいんじゃないかと・・。
西洋の神様はどうかしんないけど〜。やっぱ美味しくないといけないと思うんですよね。
鶏ってのはとっても身近でポピュラーで世界中で食べられてる存在なのに、案外、調理方法が難しい。日本で鶏と言えばもも肉派が圧倒的です。ところがアメリカでは断然胸肉らしい。そしてインドではカレーに鶏皮は入れないらしい。中国じゃ北京ダックは皮しか食わない。

部位によって好みが分かれ、皮と肉の性質がまったく違う鶏一匹をまるごと美味しく頂くのは意外と難しいテーマだと思います。

というわけで、今年の待降節のテーマは美味しい丸鶏料理の作り方かな?