カルボナード・フラマンド
日本と言えばスキヤキ、ベルギーと言えばカルボナード。
食べ物に興味が無い人でも牛肉のビール煮込みの噂は聞いたことがあるかもしれません。でも食べたことがある人はあまりいないかもしれません。酒税法の関係でビールが高騰してる日本でわざわざこの料理を作るのは…。宴会とかで開封してしまったビールの余りがあるときに作るのがいいですね。
北のブッフブルギニョンと呼ばれるように、赤ワインに代わりにビールを使います。ビールに漬け込むわけではないようですが、アルコールには肉を柔らかくする効果があってビールくらいのアルコール濃度がちょうどいいらしいです。
この料理の醍醐味はフライドポテトとソースの相性にあると思います。ベルギーの人に言わせるとベルギー人にとってフライドポテトは日本人の米と同じだそうです。世界一フライドポテトを愛してると自負してはばからないからこそ、いかにフライドポテトを美味しく食べられるカルボナードを作るかという論理に帰結します。
というわけでベルギー文化に敬意を表して付け合わせには必ずフライドポテトを用意しましょう。
塩胡椒はフライドポテトにふるのでカルボナードには不要だと思います。
[参考にしたレシピ]
Bxlog
モンパルナス
スペースアクル
[材料]
- 牛肉(今回はスネ肉) 500g
- にんにく 2かけ
- 玉ねぎ(中) 1個
- ニンジン 1本
- バター 20g
- ビール 250cc
- カソナード(黒砂糖) 大さじ2
- 白ワインヴィネガー 大さじ2
- マスタード(粒無し) 大さじ1
- ローリエ 1枚
- ローズマリー、タイム 適量
[作り方]
- 玉葱を薄切りにします。ニンジンは乱切り。
- 牛肉は一口大に切る
- 鍋にバターを溶かして玉葱をゆっくり炒める。
- 色が変わってきたらマスタードを加えて更に炒める。
- 玉葱が飴色になってきたら、カソナードとワインビネガーを入れ、少しカラメル状にする。
- ニンジンと肉を入れて色が変わるまで炒める。
- ローリエ、タイム、ローズマリーを加え、少量のビールを注ぎ、蓋をしてとろ火で蒸し煮にする。
- 途中水分が足りないようだったらビールを足す。
[フレンチフライの作り方]
- ジャガイモを洗って6mm角の拍子切りにする。
- 水に晒してからよく乾かす。
- 油を150度の低温にあたためる。
- ジャガイモを油に入れる。
- 最初大きな泡が出るが、火が通って水分が抜けると泡が細かくなる。
- 油から揚げておく。
- 食べる直前に180度の高温でカラッとさせる。
- よく油を切って塩、胡椒を振る。
ディスカッション
コメント一覧
つい先週終了した、ベルギーGP(F1)の際に知っていたならば作ったかもしれません。
ベルギービール飲みながら観戦していたオットの酒肴として…って終わってからなので、何とでも言えるのです。
そんなワタクシは、今日はオットがいないので、チキンラーメンを食べる予定です。チビには作り置きでドリア。
手抜き手抜き。
yuinaさんこんにちわ
ベルギービールを飲みながら観戦とは贅沢ですね。牛肉は高いし、BSDのこともあるので豚肉で作ることもあるようです。旦那様ならばフライドポテトでも充分ですね。ちなみにフレンチフライというのはベルギーのフライドポテトのことだという説も有力です。ベルギーではマヨネースをつけて食べるようなので自家製マヨネーズで旦那を誤摩化しておけば大丈夫だと思います。
せっかくの連休なのでオットは元気で留守がいいですね。
我が家のPCからの初コメントです(^-^)v
あいかわらず、おいしそうなご飯ですなぁ
o( ´_ゝ`)ノ ヤァ
うちではビールが余ることがなさそうですが、いつか挑戦してみようかしら・・・
(゜-゜*)(。。*)ウンウン
あやっぷさんこんにちわ
自宅ネット開通おめでとうございます。
カルボナードは味を決めるのが難しいので、同じ牛肉の煮込み系ではグラーシュの方がお勧めです。密かにカルボナードは東坡肉に通じる物があるのではないかと思っています。次は豚肉で挑戦したいですね。